合格祈願

 台風一過、爽やかな秋晴れの一日。私は、学問の神様、菅原道真公のお祀りしてある湯島天神に合格祈願のお詣りをし、全員の御札(学業成就)をいただいてまいりました。学問の道を通り、男坂を登ると大鳥居に着きました。大都会の喧噪がまるで嘘のような静寂の中で

手洗(ちょうず)、口嗽(こうがい)し、粛々と進むと何か得も言われぬ "気" を感じ、拝殿ではおのずから頭(こうべ)を垂れる自分がありました。

 かつて我が娘がそうであったように………。九州に住む祖母が遠隔地にもかかわらず本家本元の太宰府天満宮にお詣りをし、孫娘のためにお札を送ってくれたのです。娘はミッションスクールを受けましたが、宗旨は違おうとも神様同士が喧嘩をされる事はあるまいと、お札を下着の胸に縫い付けて「神様が守って下さるから大丈夫よ」と送り出した時の事を懐かしく、今、想起しています。思いが通じたのか願いを叶えて下さったのです。

 湯島まで足を運ばずとも、その土地土地には地域を守る鎮守様、氏神様がおられるはず。

苦しい時の神頼み、気やすめ、などと一笑に付さず、"親の一念、岩をも通す" という格言すらあるのですから。