楽しかったランチ会

 待ちに待った弥生三月も耳なれぬ新型コロナウィルスとやらの出現にこれといった手立てもなく、日本列島あたふたするばかり。ダイヤモンド・プリンセス号では「後手後手無策」と世界中のそしりを受け、その反動でしょうか、全く唐突に学校の長期休校、企業への各集会イベント自粛要請 等々、現場の混乱はいや増すばかり。その施策にはこれ又賛否両論があり、お上のおふれに下々の者ども(国民)は右往左往の昨今です。不要不急の外出は控え外出時にはマスク着用とのお達しにもかかわらず、そのマスクは店頭に全く見当たらず「入荷の予定はわかりません」との事。ワクチンもなく特効薬の未開発のこのウィルスに今後終息するのやら蔓延を続けるのやら出口の見えないというのはこれ程不安な事はありませんよね。当教室もご父兄と話し合い、当面週一回の勉強を従来通り続け、その都度、臨機に対応することにいたしました。マスクを着用しての授業です。  さて、そんな憂うつな話ばかりではありません。先週の日曜日、前々から計画されていた卒業生のお母様方との嬉しい嬉しい再会、ランチ会に出席しました。現二年生のお母様方ですが、この学年のお母様方とはとりわけ気脈の通じ合える間柄なのです。これもひとえに三人の兄妹が当教室で学んでくれたFさんに負うところ大であるといつも心に留め、私も全幅の信頼を寄せています。胸襟を開き何でも話し合えるこのお母様方に、半世紀にもなんなんとする私の幼児教育に係わる端緒となった摩訶不思議であり神様が降臨給うたとしか思えない西山先生との出会い、四年半薫陶を受けた先生との別れ、そして現在に至るまでの三矢会の歩みを、美味しいフレンチをいただきながらとはいえ、二時間余りにわたりまるで私の独演会さながらでした。お母様からの感想を聞く間もなく、世相を慮って二次会のお茶会は中止とし、再会を約して帰途につきました。なんと楽しい一日だったでしょう。幹事さん本当にご苦労さまでした。そうだ「春風駘蕩」という言葉がありましたっけ。一日も早くその日の到来を願いつつ、贈られた素敵な花の下でペンを走らせています。